文科省がこれからの小学生の必修科目としてプログラムの授業を考えているという事が明確になりました。
まだ確定したわけではありませんが、近々そのような事が起きる可能性は十分にあるという事になるでしょう。
近い未来デジタル社会になる事が明確になっている
それだけデジタル社会が今後到来することが明確になっているという事が言えるはずです。
腰が重いことで有名な政府が考えているわけですから、これはもう明確に次の時代はデジタル社会で、デジタル情報をいかに操っていくのかが大きなカギとなる事が明確に示されたという事も言えるでしょう。
ロボット作りにおいてプログラミングの重要度
特にプログラミングによって制御されるものがロボットというモノがあります。
これからはロボットの時代になる事は明らかで、さまざまな機能を持ったものが登場して社会を変えていく事になると考えられます。
特に融合されることが期待されているのが人工知能とロボット技術の融合でこれによってこれまで人類が経験したことが無いようモノが次々と登場してくる事になると考えられてもいます。
プログラミングが次の時代を大きく動かす
ブログラムの技術は人工知能にも使われていますから、ロボットを制御するというだけではなく、人工知能側でも働くことになり、いかに優れたプログラムが出来るかでその性能は大きく変わってくる事になると考えられていて、プログラミングの技術次第で次の時代は大きく変わることになるとも考えられています。
ですから、小学生の時から必修の課題として学んでもらうという事を政府も考えるようになったというわけです。
ただし、小学校で学ぶと必ず習得できるというモノでも無いというのが、こうした言語習得では問題になります。
日本では失敗し続けた英語の習得
例えば英語という言語の習得に関しては日本は失敗し続けたと言っても良いでしょう。
中学校から学ぶという事にしたのですが、テスト重視の英語になったので、全く英語を話すことが出来ない人たちが増えただけで、実際に英語を使って仕事をするような人は学校ではなく塾であったり英会話教室などで実力を付けて学んでいったという学校の授業が全く意味を為さなかったという経験があります。
小学校でプログラミングを教えても、この二の舞となる可能性は十分にあるという事は言えるかもしれません。
何しろ英語という既に失敗した実例がありますから、今度はその経験を活かす事が出来るのかどうかが問われることになるとも言えるでしょう。
プログラミングも使わなければ意味はありませんから、単に学ぶだけのテスト形式の授業では意味がありません。
民間のロボット教室が行っているような実際に目で見て手で触れてそして自分で作って興味を持った後でプログラミングなどをするという段階を踏んでのレッスンというのが重要になるという言っても良いでしょう。
プログラミングは楽しんで学べる環境が重要
子供が楽しんで学ぶことが出来る環境づくりが最も重要となるのですが、これが出来るかどうかがカギという事になるはずです。
子供のうちからプログラミングが出来るようになると、何かにつけて役に立つことが予想されます。
プログラミングが出来ると、効率よく作業をさせるという事が出来るようになり、非効率な事はすべきではないという考えも出来るようになっていきます。同じ作業をするのであれば、それはコンピューターにやらせればいいという考えが出来るようになり、その方法もプログラムで出来ることを知っているわけですから、その場でパッパとプログラムを組んで問題解決するという事が出来るようにもなります。
また、ロボット社会となり動作が変だと思えば、その調整を自分ですることが出来るような事にもなるかもしれません。今でいうところの日曜大工のような事がプログラミングで出来るようになるかもしれないという事です。デジタル社会となると、さまざまな事がプログラムで処理されるようになりますから、こうした時代にプログラムが分からないというのは生活に困るという事になる可能性すらあります。普通に社会で暮らすうえで必要ないのではないかと考えるのは誤りでしょう。便利な世の中になるにしても、その大元を作っているプログラムが分からなければ、何が起きているのか分からないという事になってしまいます。
プログラムが理解出来るようになると、自分でやりたいことを自分で考えて、さまざまな端末にさせることが出来るようになります。普通の言葉でも分かるではないかという事を考える人もいるかもしれませんが、話す言葉と、デジタルの言葉というのは大きな違いがあり、普通の言葉では正確に表現できない命令が、デジタルのプログラムでは簡単に出来るという事があります。そうしたことはプログラミングを学ぶことで理解していく事になりますから、学校で学ぶにしても塾で学ぶにしても、まずは子供が興味を持って楽しみながら学べる環境をつくり、決して苦手意識などを持つことが無い環境を作るようにしなければなりません。テストで順位を付けるなどもってのほかといっても良いでしょう。順位事態に意味がありませんし、それでやる気を失う子が多く出ることを考えれば弊害しかない方法といえるかもしれません。