ロボット制御に向いているプログラミング言語としてはC言語やC++といったものが挙げられますが、子供がロボット作りに使うプログラムであれば、どんなものでも良いでしょう。
BASICでも良いですし、別のモノでも構いません。
子供が使いやすいと感じる物であればよいわけで、ハッキリ言えば子供が興味を持っていれば、C++のようなかなり難しい言語もすぐに覚えてしまうので、大人が難しいと感じることもなく子供はどんな言葉でもマスターしてしまうはずです。
子供はどんな言葉でも全く苦にしない
母国語をマスターする時に子供はどんな言葉でも全く苦にすることなく、いとも簡単に周囲で話されている言葉をマスターします。
大人が出来ないと感じるような事もいとも簡単に習得出来るのが子供の凄いところですから、プログラムの難易度を気にする必要は無いと言っても良いでしょう。
将来の事を考えるとC言語を覚えるべき
将来の事を考えると比較的よく使われているC++などがいいようにも思われますが、子供はさまざまな経験をして、自分で何が将来的に必要なのかという事もすぐに理解出来るようになります。
始めの段階でしか使わなかったBASICであってもそれからC++が必要になると分かれば、すぐに勉強してそれを使うことが出来るようになるので心配は要りません。
それならBASICは要らないのではないかと考える人もいるかもしれませんが、教材で使っているようなロボットがBASICで動いているのであれば、それを使うのが理解しやすいでしょうし、たとえ使わなくてもBASICの特徴を理解することが出来るので、別に損をしたという事になるわけでもありません。
使い勝手のいいものを使えばいいだけの事ですから、使える言語が多くて得をするという事もあり得ることです。
プログラム言語が難しくない
基本的にプログラム言語を難しいと考えてしまうのは大人の発想です。
外国語をいっぱい話す人がいると凄いなと感じる人が大勢いますが、話せる当人からすると別にたいしたことではないという事が実はよくあります。
単にそういう環境で育ったというだけで本人は全く努力をしている気も無く知らない間に習得してしまっていたという事がよくあります。
子供の時は夢中で集中してあらゆる言葉や技術を習得しようとするので、あっという間に身に着けてしまっているというだけなのです。
特に自分が興味を持ったことに対しての集中力は大人が真似することのできない集中力で自分のモノとしていきますから、別にロボット制御に向いている言語を一つに絞り込まなくても子供が成長するにしたがって必要なものを自分で選んで行くようになるので、特に意識する必要は無いでしょう。
子供にプログラムを覚えさせる時の注意点
ただ、子供が興味を持つようにしているかどうかという事に関しては注意が必要です。
ブログラムは子供からすると、単なる命令文に過ぎませんから、その意味が分からない間はまず興味は示さないといってもいいでしょう。
ロボットが動いていたりすると、まず動くものの方に興味が湧くことは間違いありません。
そして、その後でロボットを動かしている制御の言葉がプログラミングだと分かるとそちらに興味が行くというような段階を踏む必要があります。
どういう子供がプログラミングに興味を持つのか?
子供はまず見た目で興味を持ち、その後でその中身などにも興味を持つようになっていきますから、そこでプログラミングの教育が始められるという事になります。
興味も無いのに最初からプログラムの事について教えようとしてもまず意味はありません。
子供に何かを教えるたいのであれば、興味を持ってもらうという事が一番だという事を知っておく必要があります。
子供は飽きやすいという事
そして、子供は飽きやすいという事も理解しておく必要があります。
飽きるというのは自分の興味が十分に満足された状態なので、さらなる新しいモノが無ければ、興味を惹くことは難しいという事になる。
そうなった時にはどういう事で子供の興味を惹くのかという事を考えておくべきでしょう。出来れば目に見える形で興味を持つようにさせたいところです。
全く新しい形のロボットを出すというのも良いでしょうし、同じ物であっても全く違う動きをするというのでもいいでしょう。
この今までとは違うという事に対して子供は敏感に反応をするようになります。無くなった興味が一気に復活することもあるでしょう。
子供は絶えず新しい刺激を求めているので、新しい事が加わると一気に興味を示すようになるものです。
この新しい動きをさせたものがプログラミングだと分かると、それは何かという事で関心を持つようになり、それを学習することも自分から進んでするようにもなるかもしれません。
子供の学習意欲がとても高い
子供の学習意欲というのはとても高いものがあります。
特に興味を持った自分が関心がある事に関しては納得がいくまで突き詰めて覚えようとしたり、理解しようとするところがあるので、この貪欲な知識欲が出てくる事を利用して、どんどんと教えていくといいはず。
それによって一気にプログラミングも出来るようになり、ますますロボットの楽しさが理解出来るようになります。