ロボット工学を学べるロボット学校は日本工学院の学科の1つであるテクノロジーカレッジが教育という分野で有名ですが、5歳から中学生の子供達を対象にした教室はヒューマンアカデミーが運営しているロボット教室が広く知られています。
子供向けの教育のためにロボット工学を取り込んでいるのはヒューマンアカデミーだけでなく、ロボティクス研究所やサイエンスアカデミなど数多くありますが小学生になる前の年齢の子供も対象にしており、なおかつロボット作りを見学できる教室はヒューマンアカデミーの教室しかありません。
ロボット教室ってどんな事を学べるの?
現在、英会話とともに注目されているロボット教室は「子供の思考能力と鍛えられる」と期待されています。
その内容は文字通りロボットを教材にして組み立てや設計を中心に工学を学んでいく体験型の学習が実施されているわけですが、ロボットと言っても年齢に合わせた代物なので難しくありません。
重要なポイントは子供の好奇心や興味を刺激させて理系の分野に馴染ませる事です。
理系の分野が子供たちの間で苦手分野になり、それが理由で工学系の研究者が減少していく現状は先進国でよくあるケースであるものの改善されるべき事態であります。
そのため幼い頃から理系の教科に触れ合う事は子供の能力開花だけでなく今後の人生に影響を与える可能性がありますが、肝心の教室は年齢制限を設けているところや見学や体験を実施していないところもあるのが現状です。
ロボット教室は幅広い年齢層が通える
例えば東京都や埼玉県に教室を開いている「ヴェリタス」では無料体験授業は行われているものの、対象となる子供は5歳から小学2年生までとされています。
相談すれば対応してくれますが、前もって対象年齢に断りを入れている以上教室に入るのは難しいです。
一方、ヒューマンアカデミーの教室では5歳から中学生を対象にしているところが特徴的と言えます。
またロボットクリエーターの高橋智隆氏が教室アドバイザーである事も特徴的であり、なおかつヒューマンアカデミーの教室の人気の要因です。
授業では高橋智隆氏が開発したコンテンツに触れる事が出来るうえにコースも充実しています。コースは2ヶ月目以降から1年6ヶ月まで受講できるベーシックコース、そこから更に1年6ヶ月ほど続けるミドルコース、ミドルコースから続けて本格的な製作を行うアドバンスコースというようにステップアップしていく手順となっています。
都心だけでなく全国各地に数にして500ほどの教室があるところも魅力的です。
ロボット教室に通う事で身につく力とは?
教室に通う事で鍛えられる子供たちの能力は思考と論理だけではありません。
ヒューマンアカデミーではブロックの組み立てを用いる事で発想力や空間認識能力、想像力を元に作られる表現力を向上させてギアやモーターなどの動力の仕組みを教える事で力学の知識を与えています。
さらにアドバンスプログラミングコースだけとなりますが自立したロボットに欠かせない「プログラミング的思考」が開花するように取り組んでいるところも思考能力を助けているといっても過言ではありません。
どんな子供がロボット教室に通っているか
基本的に教室に通う子供は興味を抱いた男の子がほとんどですが、クラスメイトたちとゲームをするイベントも実施しているので興味が薄い子供や苦手意識が強い子供も楽しめるようになっています。
同時に教育への取り組みとして学校で学ぶ理科の知識を深めるためにテコや摩擦などの学習も行っています。これは少しでも子供たちが理系に興味を抱くようにしている試みです。
実際に理科が苦手な子供が教室に通った事で苦手意識が薄れたという評価が確認されています。
学習内容は他の教室も工夫していますが対象年齢や見学、通いやすさもまた考慮しなくてはならないポイントです。