ロボットを動かすには、プログラミング力が必要となります。
プラモデルと違い、組み立てるだけでなく、動かさなくてはなりません。
そのような技術を小学生が持つのは難しいとされてきましたから、小学生用のロボット教室というのはこれまであまりありませんでしたが、近くプログラミングが必修になるかもしれない現実を踏まえ、小学生から参加できるロボット教室も登場してきています。
小学生のおすすめのロボット教室BEST3
今後はIT化がますます進んでいくでしょうから、ITを利用する技術はもちろんのこと、プログラミングをする技術も求められていくことでしょう。
エンジニアの人気が高いように、プログラムが組める人材というものの需要もますます高まっていくでしょうから、保護者が子供に早くからそれを学ばせたい、得意分野とさせたいと願うのは当然のことです。
その願いをかなえるべく、ロボット教室は次第に増えていくでしょう。まだまだ少ないものの、現段階で存在している中からおすすめの教室を3つ紹介します。
No.1 ヒューマンアカデミー
おすすめのロボット教室のひとつがヒューマンアカデミーです。
ヒューマンアカデミーのロボット教室には、5歳から通うことができます。全国に教室は1100もあり、地方でも利用可能です。
知識の段階別に5つのコースに分かれているため、初心者でも安心して通えます。その時の能力に応じた内容が学べるので、有意義な時間が過ごせます。小学生なら、2段階目のベーシックコースから入ると良いでしょう。
小学生とは言え、適性のある子の伸びはかなりなものとなります。
最終段階のロボティクスプロフェッサーコースにも、小学校高学年から進むことが可能です。その前のアドバンスコースでは、タブレットを利用してプログラミングを学べます。小学生のうちからそれをするというのは、大人の想像を超えている面もありますが、世界的には珍しいことではありません。
世界の多くの国では日本よりもパソコンに親しんでおり、プログラミングも早いうちから学んでいる地域が多いです。ヒューマンアカデミーでは、世界から遅れがちであった子供向けのプログラミング教育を、補うものであるとも言えます。ベーシックコースから始めて、子どもが関心を持って通い続けたら、次のミドルコースに進むことができます。そこを修了したら、アドバンスプログラミングコースです。
ヒューマンアカデミーではロボット製作という趣味を通じて、子供にプログラミングを学ばせることができるので、利用しがいがあるというものでしょう。
授業は月2回で、1回の授業時間は90分です。小学生に90分は長いと感じるかもしれませんが、座学と異なり参加型なので、あっという間に時間が過ぎると感じる子も多いようです。入会時には入会金10,800円と、ロボットキット代30,780円を支払います。月額費用は授業料の9,720円と、テキスト代540円です。体験授業も随時おこなわれており、フリーコールやオンラインで申し込みができます。
No.2 LITALICO(リタリコ)ワンダー
りたりこワンダーも、おすすめのロボット教室です。
東京都と神奈川県にある教室で、小学生でもプログラミングが学べます。手を使ってブロックを組み立ててロボットを製作し、それを初めてのプログラミングによって動かすという体験ができます。
最初はプログラミングと言っても、ドラッグ&ドロップで簡単に操作できる専用ソフトを使いますので、まったくパソコンに親しんでいない子供でも対応できます。ロボットを通じて、プログラミングの基礎を無理なく学べる機会を提供している教室です。
勉強としてではなく、遊びとしてプログラミング学習をスタートできるので、この分野をやがて得意としやすいと言えるでしょう。
No.3 スタープログラミングスクール
スタープログラミングスクールもおすすめです。
総務省から、若年層に対するプログラミング教育の普及推進事業に2期連続で選ばれている教室であり、子供へのプログラミング指導では定評があります。
ロボットプログラミングが学べるコースでは、8人の子に2人以上の講師が付きます。プログラミングを通して創造力や理論的思考力・コミュニケーション力および表現力を養うとしています。
いずれも、将来プログラミングの仕事をする上で欠かせない能力ですから、小学生のうちにそれを伸ばせる良い機会と言えそうです。
プログラミング学習教材は、マサチューセッツ工科大学とレゴ社が共同で開発したものを用いています。プログラミングによるロボット制御を、効率的に学習できる教材です。
関東地方と中部地方および関西地方に教室があり、体験授業も受けられます。入学金は6,480円で、毎月受講料10,800円と月会費の2,160円が必要です。
この他に、教材費がかかります。
事務職の人員大量削減が続く中、将来手に職をと考えた場合、プログラミングは魅力的な技術となります。
小学生から人よりも早く、ロボット製作を通じてそれに親しんでいれば、将来有効活用できそうです。