今回は「2021年おすすめのゲーミングPC3選」と題して、
ゲーミングPCを初めて購入される方
または新たに買い替えたいと考えてる方向けに、
ゲーミングPC選びの基本から、おすすめPCまでをご紹介していきます。
- 「初めてゲーミングPCを買うが、何を基準にすればよいか分からない」
- 「今年のおすすめゲーミングPCが何かを知りたい」
通常PCとゲーミングPCの違い
初めてゲーミングPCデビューするという方は、「普通のパソコンとゲーミングPCとの違い」や、「ゲーミングPC選びの基準」といったところに疑問を感じる方が多いようです。
本項ではまず、ゲーミングPCを初めて購入するという方向けに、通常PCとの違いやPCの選び方について解説していきます。
同じパソコンでも「ゲーミングPC」と呼ばれているには訳があります。
まずは通常PCとゲーミングPCの違いについて確認していきましょう。
主に以下のような違いがあります。
- CPU・グラフィック性能の違い
- 排熱性能の違い
- 電源ユニットの品質の違い
- 価格の違い
大きく考えて上記のような違いが普通のパソコンとゲーミングPCにはあります。 一つずつ詳しく見ていきます。
CPU・グラフィック性能が高い
ゲーミングPCの最も大きな特徴として他の一般的なPCと異なるのはCPUやグラフィック性能の違いです。
マインクラフトなどに代表される、パソコンでのゲームプレイには、高い処理能力・処理速度が求められます。
パソコンでゲームプレイするのに平凡なPCでは、すぐにフリーズしてしまい、満足にプレイすらできない事があるのです。
対してゲーミングPCは、パソコンで高品質な映像が出るゲームをプレイすることを第一の目的とし、ゲームのために高い処理性能を誇る部品・パーツを搭載しています。
特にグラフィックボードと呼ばれる部品は、CGが素早く動く複雑な映像処理を遅延なくこなすことができます。
グラフィックボードの有無は非常に重要です。 グラフィックボードが無いパソコン、特に格安ノートPCなどには搭載されていないため、複雑なゲームプレイには向きません。
排熱性能が高い
先述した通り、PCでのゲームプレイは最も負荷の掛かる操作になることが多いです。
負荷のかかる処理を行うときに重要になるのが「排熱」。
排熱性能が高いPCは、CPUやグラフィックスの性能を高い精度で再現できるため、より負荷のかかる操作を長時間続けることができます。
反対に、排熱性能が低いと、良いCPUを搭載したパソコンであってもゲームで高いパフォーマンスを長時間続けるのが難しく、途中でフリーズしたりする危険が高まるうえに、パーツの故障を招く原因にもなります。
ゲーミングPCを選ぶ際は、CPUやグラフィックスの他にも、排熱性能がどのような構造になっているかも注目しましょう。
排熱性能に関してはパソコンメーカーによって違いが出やすいのも特徴的なので、各メーカーごとに比べてみるのもよいです。
ちなみに、デスクトップ型とノート型でゲーミングPCを選ぶ際はデスクトップ型のほうが基本的にはオススメ。
それは排熱性能においてノート型は少し劣るため。コンパクトさが求められるノートPCでは、排熱性能が削られている事が多いから。
デスクトップ型PCの方が、大きく、冷却ファンや熱を逃がす構造など、排熱性能に優れている場合がほとんどです。持ち運びできる小型PCを重視したい方以外は、ゲーミングPCを選ぶ際はデスクトップ型にするのがベターでしょう。
高品質な電源ユニット
PC選びに併せて確認したいのが電源ユニット。 PCに電機を供給する電源にも良し悪しがあり、性能のよい電源ユニットであればあるほどPCに負荷がかかりにくい・発熱がしにくいなどのメリットがあります。
PC選びに慣れた方だと必ずカスタマイズして上位版の電源ユニットにすることもあるほど、電源選びは重要なのです。
現在は「80PLUS認証」と呼ばれる新しい規格の電源ユニットが主流で、標準装備でもそこまで粗悪なユニットは無くなってきましたため、そこまで気にする必要はありません。
しかし、少しでも高品質なゲームプレイを実現したいと考える方は、電源ユニットにも注目するのがよいでしょう。
80PLUS認証の電源ユニットには、「STANDARD」や「SILVER」「GOLD」さらには最上級の「TITANIUM」まで登場しており、高性能なものほど、あらゆるゲームプレイを高品質で負荷を少なく行うことができます。
電力は500W程度のものから、良いものだと800W超え、1000W以上のものまで存在します。
ただし、良い電源ユニットほど価格が高騰するため、経済的な余裕のある場合に電源ユニットのカスタマイズも検討してみるのが良いでしょう。
一般的なPCより高価
ここまでご紹介してきた特徴から、普通のパソコンとは明らかに違う高性能な部品・パーツが採用されているのが分かります。
そして、これら高性能なパソコンは、おのずと価格も高くなってきます。
最低でも10万円の予算は必要となり、20万円クラスのゲーミングPCも当たり前。
さらにプロ仕様の高性能マシンを求める方だと、50万円超えのPCもあります。
ネットサーフィンやOfficeソフトだけ使うために購入する5万円以内の予算で買えるノートPCとは一線を画す高価格帯がゲーミングPCの特徴です。
ゲーミングPCの選び方
次にゲーミングPCを購入する時の選び方について解説します。
OSや性能面、価格など、何を基準・重視して選ぶかを考え、自分にとっての最適な一台を選びましょう。
OSで選ぶ(Windowsが圧倒的におすすめ)
現在、PC業界で採用されるOSはWindowsとMacに大きく分かれます。
どちらも優秀なOSではありますが、ゲーミングPC選びという観点から見れば、Windowsが圧倒的におすすめ。
PCで遊べるゲームの殆どがWindows対応で、Macに対応したPCゲームは少ない傾向だからです。
オシャレなデザインが魅力のMacですが、ゲームプレイを主に考えている方はWindowsから選びましょう。
ちなみにOSは最新のWindows10にしておくのが無難かつ最善です。
PCの性能で選ぶ
次にPCの性能を見て選ぶ場合。性能については前述したようにゲーミングPCに必要なスペックを頭に入れておくと良いです。
CPUなら比較的新しい第9世代のIntel Corei5以上、できればCorei7以上が望ましいです。
グラフィックボードは、搭載されていないPCも多くあるため、まずは搭載されているかをチェック。
代表的なグラフィックボードのメーカーは「NVIDIA(エヌヴィディア)」のグラボ「GeForce」シリーズ。
数字は750〜3090といった具合にあって、数字が大きければ最新かつ高性能なグラフィックボードとなります。
グラフィックボードのランクでは中間クラスと言える「GeForce GTX 1660 SUPER」や「GeForce GTX 1650 SUPER」はコスパが良く、高性能で価格も高すぎないので初めての方にはおすすめです。
また、前述した電源ユニットに関しても、できればカスタマイズが可能なPCであるとなお良し。
80PLUS認証の高性能な電源ユニットにできれば最高です。
やりたいゲームに必要なスペックで選ぶ
ゲーミングPCの選び方としておすすめなのが「やりたいゲーム」を基準に考えること。
発売されているPCゲームにはほぼ必ず推奨環境や推奨スペックというものが提示されています。
例えば大人気PCゲーム「マインクラフト」のプレイ推奨環境はこのようになっています。
マインクラフト | 推奨動作環境 |
OS | Windows10 64bit |
ストレージ空き容量 | 4GB以上の空き容量SSD推奨 |
CPU | Intel i5-4690 |
メモリ | 8GB |
グラフィックボード | Geforce GTX700シリーズ |
価格で選ぶ
ゲーミングPCと一口に言っても性能も価格もピンキリ。
できれば高性能PCを買いたいものですが、なかなかそうはいかないもの。ある程度価格も気にしなければなりません。
最低限の予算で言えば10万円。
これだけあればなんとかゲーミングPCの中古を含めた安価なモデルが買えるでしょう。
ただし、それ相応のスペックにしか期待できないため、カスタマイズなどは難しいです。
ある程度カスタムをして、自分好みのPCにしたいという場合は20万円ほどの予算は見積もっておきましょう。
30万円あればかなりの高性能PCを購入することが可能です。
おすすめのゲーミングPC3選
ゲーミングPC選びの基本がわかったところで、続いては当サイトがおすすめする優秀なゲーミングPCを3機種ご紹介していきます。
G-Tune XM-B
G-Tune XM-Bは日本国内製造・販売が売りの「マウスコンピューター」が提供するゲーミングPC。
安心の国内メーカーであるにも関わらず、価格もリーズナブルな部類であるのが特長のマウスコンピューター。
その中でも「G-Tune XM-B」は優秀なスペックと価格面でのバランスが取れた一台です。
CPUは比較的新しい第10世代のインテルCorei7。
グラフィックボードは最高峰レベルの性能を誇る「GeForce RTX™ 3070」を搭載しています。
512GBSSDと申し分ないストレージも兼ね備えながら、価格は20万円を切ってくるのも優秀。
ある程度予算が用意できる方ならこのPCを買っておけば間違いないでしょう。
製品名 | G-Tune XM-B |
OS | Windows 10 Home 64ビット |
CPU | インテル® Core™ i7-10700 プロセッサー |
メモリ | 16GB (8GB×2 / デュアルチャネル) |
グラフィックス | GeForce RTX™ 3070 |
ストレージ | 512GB SSD (NVMe対応)/HDD 2TB |
価格 | 197,780円~(税込) |
GALLERIA RM5R-G60S
国内生産・サポートが魅力のPC通販サービス「ドスパラ」が販売しているゲーミングPCのひとつである「GALLERIA RM5R-G60S」。
このPCは安価なうえにスペック面でも十分な性能を誇っているのがメリット。
初めてゲーミングPCを購入するという方には非常におすすめの一台です。
また、カスタマイズも幅広く可能で、メモリやストレージの増設はもちろん、電源ユニットもグレードを決められるため、予算に応じて性能をアップさせることもできます。
CPUはAMD製の「Ryzen 5 3500X」。
シェア№1のインテルに次いで有名なAMD製で、安心できる性能です。
製品名 | GALLERIA RM5R-G60S |
OS | Windows 10 Home 64ビット |
CPU | Ryzen 5 3500X |
メモリ | 16GB DDR4 SDRAM |
グラフィックス | GeForce GTX 1660 SUPER 6GB GDDR6 |
ストレージ | 512GB NVMe SSD / HDD 無し |
価格 | 119,980 円~(税込) |
ALIENWARE AURORA R12
「ALIENWARE AURORA R12」はアメリカの大手メーカー「Dell」が提供するゲーミングPC。
なかでも「ALIENWARE(エイリアンウェアー)」シリーズは世界でも指折りの高性能スペックを搭載したゲーミングPCで、プロゲーマー御用達の機械です。
とにかく優秀なスペックが売りの「ALIENWARE AURORA R12」では、CPUはもちろん、グラフィックボードにおいても現行のPCで最新のモデルを搭載しています。
カスタマイズも可能なため、予算が許される限りはこれ以上ない高性能スペックに引き上げることもできるのが魅力です。
ゲームをとことんプレイしたい方、プロを目指すという方なら誰しもが憧れる一台と言えるでしょう。
製品名 | ALIENWARE AURORA R12 |
OS | Windows 10 Home 64ビット |
CPU | 第11世代 インテル® Core™ i5~第11世代 インテル® Core™ i9 |
メモリ | 16GB(8GB×2)DDR4 3200MHz XMP |
グラフィックス | NVIDIA® GeForce® GTX 1660 Ti 6GB GDDR6~NVIDIA® GeForce RTX™ 3080 10GB GDDR6X |
ストレージ | 2TB HDD~2TB SSD |
価格 | 229,346円~(税込) |
迷ったらこのゲーミングPCがおすすめ
ここまでおすすめのゲーミングPCをいくつかご紹介してきましたが、どれにするか迷ってしまうという方もいるかもしれまん。
本記事では、迷った時には「G-Tune XM-B」をおすすめします。
「G-Tune XM-B」は前述した通り、マウスコンピュータが販売するゲーミングPC。
何よりも国内生産、サポートも国内で行うJAPAN品質であることが魅力です。
また、高品質でありながら求めやすい価格帯も好ポイント。
初めてゲーミングPCに挑戦する方は、迷ったらこれを購入しておけば後悔する可能性は極めて低いでしょう。
まとめ
今回は、ゲーミングPCの選び方からおすすめの PCまでご紹介していきました。
最後に内容をまとめると以下の通りです。
- CPU・グラボ・排熱などの性能が優秀なゲーミングPC
- 高性能な分、高価なのががネック
- PC選びはOS・性能・価格・やりたいゲームを基準にするのが良い
- 1位:G-Tune XM-B
- 2位:GALLERIA RM5R-G60S
- 3位:ALIENWARE AURORA R12
初めてゲーミングPCを購入する方も買い替える方も、ぜひ本記事を参考にしてみてください。