
美容師のときの経験を書いていきます

この記事では、美容室での経験で一番「困った」が多そうな「美容室選び」についてお伝えしたいと思います!
Contents
美容室選びって誰もが一度は失敗してそう...

わたしだって失敗したことあるんですから、みなさん1回くらいは失敗してるでしょう!
...というか、この記事書く意味なくなるから失敗しといて欲しい。
スタイリストと合わない、下手、値段が高い...いろいろな要因が重なって、「失敗」と感じるわけなんですが、ちょっとしたポイントを知るだけで大幅に失敗を減らせるんです。
これから3つポイントを挙げるので、美容室探しに役立ててください!
元美容師が教える失敗しない美容室選びの3つのコツ
① 家のポストに入っているハガキ(DM)は無視

そして大抵の場合、ハガキを持ってきたら「10%OFF」とか、ハガキの下に「クーポン」がついてきますよね。
このハガキを出すタイミングって大体決まってるんですが、年4回くらいを目安にポスティングします。
ポスティングのシーズンは決まっている
店舗の方針によって出す出さないはありますが、出しているところはこんな感じでサイクルを決めています。
- 春(入卒シーズンの3月から4月):学生さん向けに幅広いメニューにクーポンがついてきます。
- 梅雨前:カットと縮毛矯正メインのDM
- 秋(8月末から9月初旬):カット+カラー+トリートメントメニューが充実(日差しでのダメージケアのため)
- 冬(11月末):カット+カラーやパーマなどのセットメニューがメイン
基本的には季節の変わり目にDMが発行されると思っていただいて間違いないです。
なぜクーポンがついたお得なハガキを無視するのかというと
答えは簡単、ド新人スタイリストが施術することが多くなるから!
新人スタイリストさんには申し訳ないのですが、特に春にポスティングされたDMは地雷率が高いんです。
そして、すべてではありませんが、傾向としては新人スタイリストが施術したお客さんのリピート率は悪い=満足度が低い。(理由がバーゲンハンターを除く)
理由は、地方や個人経営の美容室に多い傾向にある、働きながら(通学しながら)美容免許を取得するアシスタントが免許を取り、スタイリストの仲間入りするのが「春」だから。
美容師なんてトライアンドエラーを繰り返しながら成長していくので、仕方ないところはあるんですけどね...。
あと、地雷率が高い美容室は十分な教育を施せていないことが多いです。
これは外からはなかなか見えない部分ではあるので、判断は難しいかもしれません。
お金儲けを急いでいる美容室がこれにあてはまります。
お気づきの方もいるかもしれませんが、わたしが以前勤めていた美容室がこのタイプです。
なんとなくわかっている方も多いとは思いますが、元業界人としてぶっちゃけると、新規顧客は新人スタイリストにあてられることはかなり多いです。
美容室側も新人スタイリストを育てなければいけない...という理由ゆえにそういう仕組みになっているので、諦めなければならないところもあります。
ただ、避けるとすれば唯一、「指名」という方法があります。
これは次のポイントで説明していきますね!
② 店長だからって上手いとは限らない。指名は慎重に。
プロ目線での技術の巧拙はスタッフ同士の話題になったり、実際講習を受けに行ったりすることもあるんですが、それがお客さんにとってどうなのかはまた別問題なんですよね。

理由はシンプルで、経験(キャリア)が違うから。
スタッフから見ても、お客さんから見てもキャリアは技術力に比例するのは確かです。
でも、こう感じたことはありませんか?
「確かに技術力はある...髪の毛のまとまりは良いし、手入れしやすい...、でも何か違和感が...。」
この違和感の正体のほとんどが「デザインが一昔前」だから。
残念ながらキャリアに甘んじて、現在の流行りを学ばず、作るデザインが時代遅れな美容師(40代以降)は多いです...。
フードだろうが、なんだろうがお客さんの服装や要望する髪型に関係なく上手にカットできる美容師さんは中々いません。
特に仕上げにおいて、お客さんの好みや要望を聞かずに自身の技術に走る美容師はハズレです!
③ 実は3回目のカットからが本番。
ここからは完全にわたしの体験談になります。
美容師時代も、美容師辞めてからも、美容室にはお客さんとしてカットやカラーをしてもらっていました。
今行っている美容室以外、3回目以降リピートしたことがありません...。
これにもちゃんとした理由があるのですが、初めて行った美容室では必ず「すきばさみを使わないで」と言います。
初っ端から美容師泣かせなこと言いますよね、嫌な客です。
理由は髪質にありまして、一見すると細毛のストレートなんですが、実は結構なくせ毛なんです。
ドライヤーできちんとブローすれば細毛というのもあって、かなりストレートに近い状態まで伸ばすことができるんですが、後頭部周辺に「コイル」みたいな毛が生えてるんですよ...。
見た目がほぼストレートなので、判断を誤られるんです。
適当にすきばさみを使われると重みが無くなり、抑えてた「コイル」みたいな毛がもじゃもじゃと暴れるんですよね...。
1回目、2回目はきっちり約束を守ってくれるのですが、3回目からは何の一言もなくすきばさみを使ってくるんです。
すきばさみの扱い方は美容師によってかなり違います。
軽くしようとしてごっそりすいてしまう人もいれば、まとまりを良くするために毛先にしか使わない人もいます。

もう、次の日からもじゃもじゃです、わたしの後頭部。
こうなってはさすがに2度と行きません。
あともうひとつ、これは同居人というわたしよりヤバイ毛質(剛毛、くせ毛、爆毛、絶壁)の持ち主の体を(頭を?)張った実験結果です。
この場合は言葉より見た目(毛質)で嫌な客感を醸し出します。
体感として、1回目はステキにカットしてくれても2回目は前回の技術はどうした?となるケースが非常に多いということ。
爆毛とは、毛量が人の2倍以上ある人のことを指します。
ちなみに同居人は毛穴から2~3本髪の毛が生える人です。(普通は毛穴ひとつにつき1本です。)
1回目は要望に忠実に、2回目は自我が出て失敗、3回目は前回からの結果を踏まえて最善の施術をしてくれます。
これはわたしと逆のパターンですね。
長々となりましたが、ここで言いたかったのは、本当に良い美容師かどうか判断するには3回付き合ってあげて欲しいということです。
3回付き合って、それでもしっくりこなければ担当変えや、お店を変えてもいいと思います。
その3回はお互いの勉強としての期間を設けるくらいの気持ちで付き合っていただければ...と、ここは美容師目線でお伝えしたいです。
ハズレ美容師を見抜く方法
一番簡単かつ、おすすめの方法がお店のサイトや、ホットペッパービューティーで検索をかけてどんなヘアスタイルを作っているのかという確認する方法です!
実は、スタイリストは自分の売り込みのためにモデル撮影を定期的に行なっています。
そのモデルのヘアスタイルや、着ている服のテイストで流行りを抑えているのかを一目で判断することが出来るんです。
モデル撮影はモデルに対しての「似合わせ」と「スタイリストの好み」がかなりストレートに反映されます。
撮影写真を見て、びびっとくれば失敗はないも同然です。
もし、撮影写真が無ければ、スタイリスト本人の写真をチェックしましょう。
自分がこの人の服装好きだな~と思えれば、感性は近い可能性が高いので、ぐっと失敗のリスクを減らせます。

アグヘアーはやばい?最悪?
Agu. hair salon(アグ ヘアサロン)という美容室グループがあります、「アグヘアー」で検索すると何やら「最悪」や「やばい」の検索サジェスト(関連する言葉)が出てきます…
ほんとアグヘアーっ美容院ありえない
(私が行った店舗に限る
店員くそ感じ悪いし3200円も出して10分で帰らされるって何事だよぼったくり!なんも髪の毛変わってない。高校生だから月のお小遣い5000円しか貰えないのに😥ほんとイライラがおさまらない。3200円でもっと自分磨きできたはず。— 令華 (@reikachan_10) July 21, 2018
店舗にもよるかと思いますが、アグヘアーの美容師さんに対応が酷かったという投稿がSNSで見られました。
Twitterで「#アグヘアー」で調べると生の声が見れますが、あまりネガティブな口コミはなくむしろ好意的なツイートが多く見られました。
髪切って染めてきました〜🙂
— みうら いとか (@happy120118) March 28, 2018
アグヘアーがやばいと感じたら人はその担当美容師の方との相性が悪かったのかもしれません。自分とは合わないと思ったら無理せず他の美容師さんに変えてもらうか、お店を変えるべきです。
美容師がされて困るお客さんの注文は「色番号でカラー指定」」
これは実際にあって困ったお客さんのご注文を少し紹介していきます。
お客さん側も、これを無くしてくれたら理想の美容室を探しやすくなると思います。
こんな要求されるのは滅多にありませんが、サービス以上の物を要求されてもお応えするのは難しいですからね!
- カラーはB10で!と色番号を指定してくるお客さん。
B10で染めてね!と必ず色指定してくるお客さんがいました。
経験上どんな色かは容易に想像できるのですが、B10という言い方でカラーを指定するのは、実は結構危険なんです。
B10というのはカラー剤の名称であり、各社によって色の出方が随分と変わるからです。
ブラウンの10トーンで染めてね!と言った方が安全なので、カラーにこだわりのある方は色番号で指定ではなく、イメージを指定しましょう。
そうそうないとは思いますが、「B」ってブラウン以外にも青系のアクセントカラーの名称でもあるので、下手に言うと、青味がかった色にされる可能性も捨てきれません。
- パーマはCカールで!と希望のヘアスタイルにならないパーマのスタイルを要求するお客さん。
うーん、これはJカールなんだけどな...と言いたくなるところを抑えますが、美容の知識が深いお客さんに多い注文です。
なりたいヘアスタイルがあるのなら、美容師に写真だけ見せて「コレ!」と言った方が再現性は高いです。
この場合は要望より写真の再現性が優先になるので、Cカールは大抵の場合無視されます。
- マッサージをもっともっと!と要求してくるお客さん。
うちは、マッサージ屋さんではありません!!!!!!
ヘッドスパメニュー頼んでください、お願いします。
自分にぴったりのお店を見つけるには:まとめ
「美容室探しのコツ 2」でお伝えした、美容室の外観写真より、スタイリストやモデルの写真を見た方がいいというのは本当におすすめする判断方法です。
清楚なお姉さんが、ギャル男を彼氏に選ばないのと一緒で、スタイリスト選びも感性が近くないと失敗します。
ホットペッパービューティーなら、アクセスなどの店舗情報の他に、クーポンや写真、ブログもあるので、お店選びにはもってこいです。

