ドクターストレンジには様々な専門用語が出てきます。
しかもあまり詳しく説明されないので、言葉の意味が最後まで曖昧なまま終わってしまうんですよね。
今回は
- マルチバース
- アストラル体
などに代表されるドクターストレンジの精神世界の専門用語の意味について、分かりやすくまとめてみました。
それぞれ順に解説していきます。
知りたい用語だけ見たい方は目次からジャンプできます。
考察ネタに関しては「ドクターストレンジのネタバレ考察」をご覧ください。
ドクターストレンジの用語の意味まとめ
アストラル体・アストラル次元
ドクターストレンジで最初に登場する精神世界の用語が「アストラル体」です。
ドクターストレンジ、堪らなく好きなのがアストラル体のエンシェントワンがストレンジと語り合う場面。
最終的にこの作品の核となる「生命の価値」を説くセリフが凄く綺麗で印象的。 pic.twitter.com/45WPeoGdNN— ITO (@stsk3) 2017年9月24日
このアストラル体ってなんのことかと言うと、日本語で言う幽体離脱の「幽体」のことです。
幽体もよく分からないという方は幽霊とほぼイコールと思っていいです。
そしてアストラル次元とは幽体(幽霊)の世界のことですね。
例えば仏教なんかでは、死者は49日の間この世に留まってあの世へ行く準備をすると言われていますが、その時留まるのが幽体の世界・アストラル次元です。
ここで無事成仏すると天国に行くことができ、アストラル次元からいなくなると言われています。
(成仏できない霊はずっとアストラル次元をさまよい、ときおり現実世界にも映り込んでしまうわけですね)
エンシェントワンが死に際はアストラル体で存在していたのに、死んだ瞬間にアストラル次元からもいなくなったのはそのためです。
マルチバース
マルチバースとは日本語訳では多元宇宙と言います。
そして多元宇宙=並行世界と説明する人もいますが、個人的には語弊があると思います。
多元宇宙とは多くの次元を持つ宇宙という意味で、並行世界はその中のひとつの概念に過ぎません。
エンシェントワンに初めて会ったストレンジが様々な次元の宇宙を体験させられるあの場面。
どんな変な世界もアリのむちゃくちゃな宇宙がたくさんありましたよね。
あの映像が多元宇宙の概念を最もよく表しているでしょう。
ミラー次元(ディメンション)
こちらは映画の中だけのオリジナル用語です。
本作では現実世界の鏡のような自分だけの次元を作り出すことができ、それをミラー次元と呼んでいます。
ミラー次元の中で起こったことは現実世界に干渉することはありません。
こちらは本作のストーリー上便利だから、またバトルを派手に展開できるからと新たに作成された概念でしょう。
ダーク次元(ディメンション)
こちらも本作オリジナルの用語です。
黒幕ドルマムウの住む闇の次元のことです。
この次元には時間や死の概念が存在しません。
エンシェント・ワンが闇の次元の力を借りることでその寿命を永らえさせているという設定はここから来ています。
作中ではそれがバレたことでカエシリウスやミルドに不信感を抱かれることになってしまいましたね・・・。
魂
ドクターストレンジでは魂こそが人間の本質であるという考え方をしています。
さらに作中では魂≒アストラル体のような描かれ方をしていますね。
魂レベルで常識を超えた真実を信じることができれば、現実世界の事象は本当にその通りになり、魔術さえも扱えるようになるというのが本作の魔術の根幹です。
エンシェント・ワンに初めて会った時、ストレンジはエンシェント・ワンにこう反論しました。
魂なんて存在しない。
あるのは肉体だけだ。
それを受けてエンシェント・ワンは、まずは根本の考えである魂の存在を信じさせるため、ストレンジの魂を幽体離脱させました。
魂は実際に存在する。
まずはこれを知ることが本作における魔術の根本を成していると言っていいでしょう。
まとめ
今回はドクターストレンジに登場する精神世界関連の用語を解説しました。
用語を理解することでよりドクターストレンジの世界に没入できると思いますので、ぜひぜひドクターストレンジや他のマーベル作品を観返してみてください。
考察ネタに関しては「ドクターストレンジのネタバレ考察」をご覧ください。