みなさんApple社の「AirMac Time Capsule(タイムカプセル)」ってご存知ですか。
この記事ではAppleのタイムカプセル(Time Capsule)についての使用感想、使い方、評価、レビューしていきます。
タイムカプセルと聞くと小学生の時を思い出しますね。
※ タイムカプセル(Time Capsule)は既に販売終了しています。
Contents
AirMac Time Capsule(タイムカプセル)とは?
AppleのAirMacTime Capsule(エアマック タイムカプセル)は、主にワイヤレスでバックアップするデバイス。
Mac上のデータをバックアップしてくれるHDDみたいな存在です。
ワイヤレスなので線を繋がずともネットでタイムカプセルにMacデータをバックアップしてくれます。
つまり、バックアップのたびにMacの外付けドライブを繋ぐ必要がありません。
複数台のコンピュータを自動的にワイヤレスでバックアップが可能。
最新モデルが2013年発売と既に4年が経っているが、ガジェット製品としても今でも機能は陳腐しておらず利用者も多い。
iPhone、iPad、Macなどなど、Apple製品を使用している人なら一度は聞いた事あるかもしれませんし、聞いた事ないかもしれない『 Time Capsule(タイムカプセル)』
自分も少し前までは軽く存在は知っていましたが、金額がそこそこ高く手を出せずにいました。
バックアップだけの為に、この金額は中々手が出ないです。
しかし、Time Capsuleを実際に利用した事で"値段が高い"という概念は消えました。
ここが凄いよAppleのTime Capsule(タイムカプセル)
Time Capsule(タイムカプセル)の何が凄いのか、何ができるのか、ご説明していきます。
複数のMacを簡単バックアップ
自分のPCがいつ壊れるかなんて分かりません。その恐怖は年月が長ければ長いほど…。HDDやSDDのトラブルによって突然データが消えてしまっては大変。
私もバックアップを取っていなかって後悔したコトはたくさんあります。
前までMacのバックアップは外付けHDDにしてたんですが、容量は500GB程度と少ないしバックアップをする度に接続しないといけないので面倒だったりとストレスが溜まりました。
Time Capsuleだと2TB(3TB)と大容量なので、1台だけでなく複数のMacもしっかりバックアップを取ってくれます。
実際に私はiMacとMacbook proの2台のバックアップに使用しています。
Time CapsuleはiPhoneやiPadのバックアップはできない?
結論から言いますと、iPhoneやiPadのデータもバックアップは可能。
ただし、設定が必要でMacのバックアップよりややこしくなります。
iPhone、iPadのバックアップ手順
(1)iTunesによるバックアップを選択し、
(2)バックアップ先をTime Capsuleに設定する
ことになりますね。
(2)は結構、面倒のような(これを出来る人は、ここでは質問しないレベル)。
なので、iCloudが提供されていると考えて下さい。
参照:Apple公式サイト
ターミナルでバックアップフォルダをいじらないといけないみたいです。
やり方としてはこちらの記事が参考になったので、紹介しておきます。
Time Capsule(タイムカプセル)の使い方
私のTime Capsuleの使い方としては
- Time Machine用HDD(iMacのバックアップ)
- Time Machine用HDD(Mac book proのバックアップ)
- 写真・動画データの保存用
この3つをTime Capsuleで運用しています。
写真や動画のデータが大量にあるとすぐにパソコンの容量がパンパンになるので、HDDに移動させる事でスッキリ。
さらにNAS対応のファイル管理アプリを利用すれば、Time Capsuleに保存した写真、動画データを見る事ができます。
このやり方をすれば16GBなど容量が少ないiPhone、iPadで写真・動画を見る事ができます。
>> FileExplorer
有料版もありますが、私は無料版で満足して使ってます。
定期バックアップは変更したファイルのみを保存してくれる
ネットを繋いで最初の設定さえ完了すれば後はワイヤレスで「Time Machine」を使いMacのデータをバックアップしてくれます。
日時別に自動的に保存するコトができ、しかも変更したファイルのみを保存する差分バックアップができるのでハードディスクの容量を取りません。
設定方法はできるだけ簡略化されているので、バックアップを取ったコトがない初心者でも安心して行うコトができるでしょう。
Time Capsuleで家庭内のネット環境を快適に
実はTime Capsuleはバックアップ以外にも使える性能が備わっています。
Wi-Fiの最新規格IEEE 802.11acに対応しており、早い話がTime Capsuleを使えば家のWi-Fi環境がさらに速くなるかもよってコト。
Wi-Fi接続をAirMacに切り替えると自宅の中であればかなり電波が届きます。
お風呂の中でもバッチリで動画もサクサク観れたのでYoutubeなど良く見る人はより快適に動画を楽しめます。
公式サイトでは「ここまで速くなった接続をどう使うか。それは、あなた次第です。」と書かれています。
>> AirMac Time Capsuleの購入はこちら
ちなみに…Apple製品はAirMacの電波を優先して拾う説があるそうですが、特別そのような事もなかったですね。
恐らくAppleファンによるデマなんじゃないでしょうか。
Macbookの容量を節約できる(NAS)
私がTime Capsuleで一番良かったと思ったのがバックアップ機能でもなく、Wi-Fiルーター機能でもなくこのNAS(ネットワークハードディスク)です。
ネット上のハードディスクになってくれるので、Macに入れておくとすぐにパンパンになる写真や動画データは全部Time Capsuleに移動させました。
Macbookの512GBモデルとかだと、写真データをたくさん保存するだけで容量がいっぱいになります。
しかしデータを全部Time Capsuleに入れておけばMacbookの容量節約にもなりパソコンも重くならず快適に利用できます。
さらに家の中であれば、iPhone、iPad、Macと別々の端末からハードディスクにアクセス可能。
家の中でのiPhone、iPad環境が超快適になりましたよ!
いますぐタイムカプセルを購入する >>
設定方法はできるだけ簡略化されているので、バックアップを取ったコトがない初心者でも安心して行うコトができるでしょう。
最近のiPhoneの動画は高画質で取れますがその分、容量もハンパじゃない。
写真や動画を撮る人だったら16GBでは到底足りない時代となってます。
しかしiPhoneで撮影した写真、動画もTime Capsuleに入れておけば16GBのiPhoneでも十分に使い続ける事ができます。
ストレージ容量を少し上げるだけでiPhone本体代金は数万円上がります。
それならTime Capsuleを購入し、iPhoneは一番低いGBで安く本体を購入する方がコスパ的には良かったりします。
外出先からアクセスもできる
「iCloud」の設定で「どこでもMy Mac」にチェックを入れておけば、外出先からTime Capsuleにアクセスが可能。
ただし、ネットワーク接続しているため、通信環境によってはデータの表示速度が遅くなってしまう事がありますが、これは仕方ありませんね。
またAirMacに接続されたMacであれば「画面共有」ボタンを押す事で、リモート接続して操作することもできてしまいます。
会社などで複数Macを利用する人には嬉しい機能です。
オンラインストレージサービスを無駄にしない
Macの容量が少ない人はオンラインストレージ(DropBox、Googleドライブ)にファイルを保存していたかと思います。
オンラインストレージは無料で使える分、保存できる容量が少ないので容量がパンパンになってくると不要なファイルを削除して空き容量を増やしていくのが面倒くさい。
それらもTime Capsuleに入れることでオンラインストレージにも空き容量が増え、面倒くさい作業も減ります。
自分はTime Capsuleに全てのファイルをバックアップしてますが、消えたら本当に困るデータだけは二重バックアップとしてDropBoxにも保存しています。
いくらTime Capsuleが優秀とはいえ、何かの拍子で壊れてしまいデータが全て飛んでしまったら終わりですからね。
一つの物に頼りすぎるのも怖いです。
Time Capsuleの容量は2TBと3TBどっちを買うべき?
AirMac Time Capsuleはタイプは2種類存在し、ハードディスクの容量に応じて価格が変動。
容量 | 価格 |
---|---|
AirMac Time Capsule – 2TB | 29,800円(税別) |
AirMac Time Capsule – 3TB | 39,800円(税別) |
ちょうど1万プラスで1TB増えます。
やっぱり多い方が良いのかとも思いますが、Mac上のバックアップは変更したファイルのみを保存する差分バックアップができるのでハードディスクの容量を取りません。
つまりMacを1台しか利用してなくて、かつMacのバックアップ用としか使わないようでしたが2TBで十分。
十分すぎます。
会社の複数のMacのデータをバックアップしたい人や写真や動画データをたくさん保存したい人は3TBが良いでしょう。
Youtubeとかの動画を保存しておきたいならかなりの容量がいるので2TBだと結構すぐにパンパンになるかも。
- Macのバックアップだけなら2TB
- 容量が大きいファイルも保存したい3TB
バックアップって必要なの?
初歩的な話に戻るが、
バックアップは絶対に必要である。
バックアップデータがあればいつMacのHDDがクラッシュしても、操作を間違って大事なファイルを消してしまってもボタン一つで復元する事ができる。
もちろんバックアップデータを使わない方が幸せな話ではありますが、私はバックアップデータがあるから大丈夫という安心感の中で、日々Macを気軽に使う事ができるという意味では大きな価値があると思うんですよ。
備えあれば憂いなしです。
ハードディスクがクラッシュして、復旧に10万円近くのお金がかかったという話を聞いた事があります。
実際に自分もiMacのHDDが壊れて復旧したら5万円請求された過去があります。
事前にそうなった時のトラブルを防ぐために多少の投資は仕方ないと思います。
これはデータが消えて復元できなくなってしまった時の絶望を味わった人間にしか分からない気持ち。
今まで一度もパソコンのデータが消えた事がない人はバックアップの有り難さ、偉大さ、必要さを軽視しているはずだ。
そんな人こそ、バックアップは入念にしておくべき。
※ タイムカプセル(Time Capsule)は既に販売終了しています。