血糖値を下げるためにはまず食生活の改善が必要である。
しかし、食生活の改善と一口に言っても、どこから手をつければ良いのか全くわからない。

というわけで、まずは食生活をよくする上でどんな成分を摂ったら良いのかを確認してから、それらを含む食材を紹介しようと思う。

血糖値を下げる食材の成分

血糖値を下げる働きを持つ成分には、ムチンとイヌリンが挙げられる。

ムチンは水溶性食物繊維の一種で、いわゆるネバネバ成分のことを指す。
イヌリンも水溶性食物繊維だが、血糖値を下げるだけでなく、コレステロールを体外に排出する働きも持っているのだ。

今回は、そのような血糖値を下げる働きを持つ成分を含む食材をまとめてみた。

血糖値を下げる食材の一覧

オクラ

オクラのネバネバ成分であるムチンが、血糖値を下げる効果があると期待されている。

その他にも、β−カロテンやビタミンEなどの栄養素も豊富で、バランスの良い食材だ。

ごぼう

ごぼうは、とにかく食物繊維が豊富なことが特徴だ。

特に、ごぼうに含まれる水溶性食物繊維、イヌリンは要注目。
イヌリンは、血糖値の急激な上昇を抑えたり、コレステロールを体外に排出する働きがあったりと、生活習慣病に満遍なく効果のある成分として、注目を集めている。

食物繊維を含む食材全般

高血糖は、糖の吸収が過剰になって、血中に糖が余ってしまうことから始まる。
この状況を改善するには、まず吸収する糖の量を減らすこと、これが重要なのだ。

これは、炭水化物を食べる前に食物繊維、つまり野菜を摂ることで改善できる。
つまり、日々の食事で、野菜を主食の前に食べることが血糖値の上昇を抑えることに繋がるのだ。

こうすることによって、食物繊維が先に胃に入り、炭水化物を包み込むことによって、余計な炭水化物の消化を防ぐことが出来る。

そういった意味では、ほとんどの野菜が血糖値が気になる人には重要だと言える。
血圧を下げたいならば、まずは野菜中心の食生活を心がけてみよう。