中性脂肪が増えてしまう原因はどこにあるのだろうか。
できることならそんな原因は、発見するたびに克服していきたいところ。
中性脂肪が高すぎると、肥満や動脈硬化を始めとする、様々な病気につながってしまう。
今回は、中性脂肪が増える原因について簡単にまとめてみた。
偏った生活習慣は中性脂肪増加の大きな原因!
生活習慣によって、中性脂肪の量は大きく左右される。
中性脂肪が増える原因には、主に以下のようなものが挙げられる。
- 暴飲暴食
- 運動不足
- ストレス
- 遺伝
食べ過ぎで過剰なエネルギーが体に入ってきたり、運動不足でエネルギーの消費が少なかったりすると、余ったエネルギーは中性脂肪に変換され、体内に蓄えられる。
また、運動不足によってエネルギーが十分に燃焼されないと、余ったエネルギーはそのまま脂肪になってしまう。
偏った食生活や飲み過ぎはNG
脂っこい食べ物やお菓子ばかり食べるのは中性脂肪の増加の大きな原因。
一日三食、栄養のバランスがとれた食事をとるように心がけることが、中性脂肪の増加を防ぐ第一歩だ。
野菜不足は肥満への第一歩!食物繊維をしっかり摂ることが大事
中性脂肪が高い人は肉や魚などのタンパク質や糖類、脂肪を多く摂り、野菜や海藻をあまり食べていない傾向がある。
外食が多い人などは、特に脂っこく、野菜の少ない食生活を送っているのではないだろうか。
野菜不足は中性脂肪の原因の一つだ。
野菜の食物繊維は体内の脂質や糖質を絡めとり、体外に排出してくれるため、中性脂肪の増加の予防に非常に効果的。
キャベツやレタス、トマトなどの食物繊維が豊富な野菜や海藻をしっかり摂ることが健康への第一歩なのだ。
中性脂肪の原因は脂の種類にも関係が!肉は×、魚は◎
肉料理は中性脂肪を増やす
脂っこい食べ物、と聞いて、あなたはどのような食べ物を想像するだろうか?
唐揚げやカツ丼、ハンバーグなどが思い浮かぶのではないだろうか。
このような肉料理の脂は、全て「動物性油脂」だ。
肉料理は多くの脂質を含むため、肉ばかり食べている食生活を続けると、中性脂肪が増える原因になるとのだ。
魚料理は効果的
逆に、魚料理には肉料理と比べてそこまでの脂質は含まれておらず、中性脂肪予防やダイエットに良いと評判になっている。
また、生の魚やサバなどの青魚に多く含まれるEPA(エイコサペンタエン酸)は血液中の中性脂肪を分解してくれるため、お刺身を初めとする魚料理は中性脂肪予防に非常に効果的だ。
中性脂肪の増加を抑えたいなら、脂っこい洋食ではなく、油分の少ない和食を食べるようにしてほしい。
運動不足でエネルギーが余ると、余った分だけ中性脂肪の原因に
運動不足も中性脂肪が多い原因。
運動をせず、エネルギーが十分に燃焼されないと、より多くのエネルギーが中性脂肪に変換されてしまう。
このように、運動不足で溜まった中性脂肪は、やはり運動によって燃焼するのが一番だ。
1日30分から1時間程度、軽いウォーキングなどの有酸素運動をすることが望ましいとされている。
ストレスも中性脂肪の原因の一つ
ストレスはホルモンの異常分泌を招き、体に様々な影響を及ぼす。
中性脂肪値が高くなることもその一つだ。
体は、ストレスに対処するため、細胞に蓄えられていた中性脂肪を分解して遊離脂肪酸というエネルギー源に変換する。
しかし、この遊離脂肪酸は、肝臓に到達するともう一度中性脂肪やコレステロールに合成され、血液中に溶けていってしまう。
その結果、血液中の中性脂肪値が高くなり、中性脂肪の原因となってしまうのだ。
中性脂肪の原因は遺伝によっても発生することがある
遺伝も中性脂肪の原因になってしまう場合がある。
遺伝によって先天的に代謝に異常があった場合、体内のコレステロールを調節する機能が上手く働かず、中性脂肪値が高くなってしまうのだ。
遺伝だと聞くとどうしようもないように聞こえるが、遺伝による中性脂肪への影響は3割程度で、それほど大きくはない。
残りの7割の部分で、自身に食生活の乱れや運動不足、ストレスなどがないかもう一度確認してほしい。