亜麻仁油とは

亜麻って何?

亜麻の歴史は古く、古代エジプトでも栽培がされていたそうです。
古代ギリシアの医学者であるヒッポクラテスも亜麻仁油の効果は認めており、世界最古の健康食品とも言われています。

亜麻は世界中で栽培されていますが、主な産出国はアメリカやカナダ、中国が挙げられます。
日本では主に北海道で栽培されています。

亜麻の茎の繊維は「リネン」といい、下着などの素材に多く使われています。

亜麻仁油の特徴

亜麻仁油は亜麻の種から精製される油で、「フラックスシードオイル」とも呼ばれています。
不飽和脂肪酸の中の必須脂肪酸(人が不足しがちな脂肪)で、その中でもオメガ3系にカテゴライズされる油です。

味はやや苦く、独特の風味があるのが特徴です。
酸化しやすく、熱や光に非常に弱いため、遮光瓶にいれて、さらに冷蔵庫で保管しておく必要があります。

亜麻仁油の摂取量・食べ方の目安

亜麻仁油の一日の摂取量の目安は「大さじ1杯分」です。

加熱すると苦味が増してしまうため、そのままの状態でかけて食べるのが一般的です。

具体的な食べ方としては、サラダのドレッシングや和え物のアクセントとして使われることが多いです。
また、パスタのソースや、お豆腐やジュースに加えて風味を味わう人もいるようです。

亜麻仁油の効果・効能

亜麻仁油に含まれるα-リノレン酸が、コレステロールを下げたり、高血圧、高血糖改善に効果があるとして注目されています。

α-リノレン酸は亜麻仁油などのオメガ3系に多い成分ですが、その中でも亜麻仁油はα-リノレン酸を特に多く含んでいます。
これによって、メタボ改善だけでなく、自律神経の乱れを整え、うつ病やパニック障害にも効果があると期待されています。

また、女性ホルモンと似た動きをする「リグナン」という成分も多く、これが更年期症状を抑えてくれる働きを持っています。