ネットニュースで「バターコーヒー」なるものについて取り上げている記事を読んだ。
なんでも、朝食の代わりにバターを入れたコーヒーを飲んで、ダイエットになるらしい。
ダイエットとバターって、全く縁がないイメージだったのだ……
しかし、色々調べてみると、そんな美味しい話でもなさそうだ。
今回は、そんなバターコーヒーの是非について、簡単にまとめてみた。
バターコーヒーは本当に実用的なのか
バターコーヒーが飲めるのは実質お昼時か、それ以降
バターコーヒーダイエットは、ざっくり言うと「朝食にバターを入れたコーヒーを飲む」。
これだけの簡素なダイエットのように思える。
しかし、実際にはコーヒーが飲める時間がしっかり定められている。
「前日の夕食から16-18時間以上経ってから、朝食の代わりにバターコーヒーを飲む」
これが正しいバターコーヒーダイエットの方法だ。
ジョーがバターコーヒーを飲もうとすると、次の日は15時まで何も食べられないことに
これを実行に移そうとすると、なかなか運用が難しい面が見えてくる。
例えば、前日の夕食が20時だった場合、バターコーヒーを飲めるのは16時間後の翌日12時だ。
もしも夕食がもっと遅い人の場合、バターコーヒーの時間は14時とか、16時とか、もっと遅くなっていってしまう。
今ジョーはこの記事を21時に書いていて、夜ご飯を食べるのはおそらく23時頃になる。
そう考えると、ジョーの明日の朝ごはん(?)は早くとも15時!
15時まで我慢して、口に入れられるものがコーヒー一杯、というのはあまりにもひもじいのではないだろうか!?
正直記事を読んでいてジョーは全くやりたくないという気持ちで一杯なのだが、もしも早い時間に夕食を食べ、午前中にコーヒーを飲むことができそうな人がこの記事を読んでくれた場合のことを考え、以下にバターコーヒーの効果などについて書き記しておく。
バターコーヒーが人気になった理由
バターコーヒーは、シリコンバレーの起業家であるデイヴ・アスプリー氏が著書で紹介してから、アメリカのタレントやセレブの間で話題になり、そのままSNSなどを通じて日本にも流入してきた。
最近ではコンビニでも取り扱いが増えてきているようで、より手に取りやすい環境にはなっているのではないだろうか?
効果としては、
- 単純なカロリー制限になる
- コーヒーのカフェインで脳が働く
これら二つの効果を一度で得られるから、というのが記事では紹介されていた。
上でも説明した通り、確かに正しい方法でバターコーヒーを飲んでいれば、純粋に「朝・昼ごはん分のカロリーカット」になるのだから、過剰なカロリーでメタボ気味の人には良い方法だ。
(実際、発案者のイヴ・アスプリー氏は150キロオーバーからのスタートだ。正直この状態からなら何をしても痩せられる)
また、コーヒーのカフェインに関しては、正直ダイエットとはさして関係がない。
ダイエットの付加価値として捉えてくれれば良いと思うのだ。
バターコーヒーでなくても普通にコーヒーを常飲しているメタボの人は大量にいるし、あまり「バターコーヒーダイエットのメリット」ではないのではないか?というのがジョーの意見なのだ。
バターコーヒーのバターは普通のものではNG
最後に、バターコーヒーダイエットの敷居の高さについて述べておく。
バターコーヒーで使用されるバターは「グラスフェッドバター」という特別なバターだ。
ただでさえバターはちょっといい値段がする食料品なのに、グラスフェッドバターはそれを凌駕している。
高い。
こういうことは言いたくないのだが、さっさと運動するか、せいぜいサプリメントで代用したほうがよっぽど楽だし安い。
これに加え、バターコーヒーに追加するミルクの代わりも「ココナッツオイル」。
オメガ3系のすぐれた脂肪を含む食品だが、当然のことながら値が張るものだ。
(食費の問題と、己の健康の問題、どちらが大切かはそれぞれの価値観によって異なるが……)
先にも述べたが、バターコーヒーダイエットはそもそも、
- シリコンバレーの起業家が発明
- アメリカのタレント・セレブに人気
なダイエット方法だ。
そもそも所得が多い層に広まったダイエットなので、コストは度外視されていると考えたほうが良いのだ。
よりコストを抑えてやってみたいというのであれば、サークルKサンクスが一杯二百円のバターコーヒーを提供している。
普通のコーヒーショップで飲もうとすると六百円はかかることが多いので、一度試してみたい!という人はこちらをお勧めする。