「コンビニや外食、食品メーカーが”ロカボ”(低糖質)な食品開発を進めている」、という趣旨の記事を読んだ。

今まで、コンビニやスーパーで食べられる低糖質な食品についての記事も様々書いてきたが、やはり昨今の糖質制限ダイエットブームに対応してとのことだったようだ。

内容が面白かったので、少しまとめておく。

糖質制限ブームの背景にはやはり「RIZAP」が

糖質制限ダイエットを知るきっかけになるのは、やはりCMで一躍有名になった「RIZAP(ライザップ)」が関係しているようだ。
ライザップは、通常のダイエットに加え、メニューの指示・筋トレなど、様々な面から顧客のダイエットを支えてくれるサービスを提供している。

特に、モデルなど芸能人が多く通い始めたあたりから、話題となって一般人にも浸透していったようだ。

ただし、当たり前だが、徹底的な管理をしてくれる分、そのサービス料も手が出しづらい人も少なくない。
そのため、「自分だけでも糖質制限ができないか?」と探してみる人が増えたのも、ブームが加速する一因となっているようだ。

コンビニ・チェーン店での「糖質制限」戦略

食・楽・健康協会による「ロカボ商品」認証

そんなブームに合わせて、企業側も「外での気軽な糖質制限」を提供するところが増えてきている。

そのような「ロカボ商品」も、ちゃんと認証を受けて販売されている。
認証を行うのは糖尿病治療を専門とする山田悟医師(北里大学北里研究所病院)を代表とする「食・楽・健康協会」。

  1. 糖質を1食当たり20~40グラム、間食10グラム、1日の合計で70~130グラムに抑え、
  2. 食後血糖値の上昇や肥満、生活習慣病を防ぐ。

以上の基準で、ロカボ商品の認定を行っているようだ。

大手牛丼チェーン「すき家」もロカボ商品を展開

具体的な「ロカボ商品」の提供社として、記事で紹介されていたのは大手牛丼チェーンの「すき家」。
すき家は、麺をこんにゃく麺に変更した「ロカボ牛麺」「ロカボ牛ビビン麺」の販売を始めた。

それぞれ、糖質は30gを切っているため、「糖質制限中でもがっつり食べたい」という人に向けたサービスとなっている。

このような糖質制限のためのサービスは、食品に限らず、様々なところで広がっている。
中年男女の3-4人に1人が高血糖になってしまう昨今、「どこでも気軽に糖質制限」ができる環境というのは、忙しい我々にとってもありがたいのだ。