リン脂質という言葉を聞いたことはあるだろうか?
正直、ネットで探してみても難しいサイトばかりで、よくわからない…
そう思った人も多いと思う。
リン脂質は、中性脂肪・コレステロールに続く、体内にある脂質の一種だ。
しかし、中性脂肪・コレステロールとは働きが異なる点が注目すべきポイント。
今回は、リン脂質とは一体なんなのか、簡単にまとめてみた。
リン脂質って何?
リン脂質は、体に存在する脂質の1つ。
【体内の脂質の種類】
- 中性脂肪(トリグリセライド)
- コレステロール
- リン脂質
- 遊離脂肪酸
中性脂肪・コレステロールは、聞いたことがある人も多いだろう。
メタボの直接的な原因となりやすい脂肪たちだ。
メタボに悩んでいる人は、中性脂肪やコレステロールの数値が高く、これを減らすことが目標となる人も多い。
一方、遊離脂肪酸は体に貯められていた中性脂肪が分解され、血液中に放出されたもののことを指す。
実際に体を動かすエネルギーとなるのは、この遊離脂肪酸だと言える。
リン脂質の働き
では、リン脂質は一体どのような働きをするのだろうか?
リン脂質は、
- 細胞膜の構成材料
- 水に馴染みにくい物質の親水性化
などを行っている
具体的にいうと
細胞を覆う膜の材料になり、体内の仕切りになったり、必要な物資を運搬したりしている。
また、食事などで得た成分は、水に溶けないものも含まれている。
そのような成分は、そのままでは血液に溶けないため、体に行き渡らせることができない。
リン脂質はそのような成分を包み込むことによって、血液に溶けるようにしてくれる働きがあるのだ。
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