高血圧を本格的に治療したい!

高血圧は多くの生活習慣病を招いてしまいます。
治せるものならすぐにでも治してしまいたい病気の1つですね。

しかし、高血圧の治療には日々の努力が要求されます。
毎日しっかりと取り組むことで、少しずつ改善を図っていきましょう。

今回は、高血圧の治療法について簡単にまとめました。

高血圧で病院に行った時にまずやること

最初に、高血圧で病院にかかった時に行われる手順について説明します。

病院では、以下のような検査が行われます。

  • (問診票の記入)
  • 体重などの基本情報を始め、生活習慣についての質問がされることが多いようです。
    高血圧の原因には様々なものがあるため、病院側がそれを判別するために必要とされます。

  • 血圧測定、病歴、身体所見、検査所見
  • 実際の血圧の測定に加え、高血圧以外に何か合併症などの病気にかかっていないかの検査が行われます。

  • 2次性高血圧の除外
  • 2次性高血圧である場合、原因は別の病気にあるため、高血圧の調査よりも原因となっている病気の治療が優先されます。

  • 生活習慣の改善指導
  • ここでようやく生活習慣の指導が入ります。
    また、高血圧のレベルや生活習慣を鑑みて、大きな病気にかかるリスクに応じて段階分けされます。

  • リスクに応じて降圧剤を処方

低〜高のリスクに応じて降圧剤が処方されます。

高血圧の治療には2つの方法があります

高血圧を治療するには、大きく分けて2つの方法があります。

1つ目が「健康的な生活習慣(非薬物治療)」
2つ目が「降圧剤による治療(薬物治療)」
です。

しかし、2つ目の薬物治療は必要に応じて病院から処方されるものであり、基本の治療は生活習慣の改善です。
降圧剤を使用する場合、専門のお医者様と相談しながら、自分の高血圧のレベルに合わせて、2つの治療法をバランス良く行っていく必要があります。

生活習慣の改善(非薬物療法)

高血圧を始め、メタボに関連する生活習慣病の治療法として最もポピュラーなものがこの「生活習慣の改善」です。

生活習慣病というものは、文字通り生活習慣になんらかの原因があってかかる病です。
そのため根本の原因である生活習慣を変えてしまえば、自然と生活習慣病は改善されていきます。

高血圧の場合、最も大きな原因の一つに「偏りがちな食事」が挙げられます。
いわゆる、塩分の多すぎる食べ物や、野菜不足のことですね。

そのため、治療法としては「塩分を摂りすぎない」、「体内の塩分を排出しやすくしてくれるカリウムを多く摂る」などが挙げられます。

詳しい治療法については、以下の記事にまとめてあります。

降圧剤を用いた治療(薬物療法)

2つ目の治療法は、「降圧剤」を用いた薬物治療です。

上の方に「降圧剤は病気のリスクに応じて処方される」といったようなことを書いたと思います。
降圧剤が処方されるリスクの段階は以下のようになっています。

降圧剤が処方される基準
低リスク 中リスク 高リスク
3ヶ月以内の生活習慣指導で血圧が基準値以上 1ヶ月以内の生活習慣指導で血圧が基準値以上 直ちに降圧剤による治療を開始

血圧の基準値は「最高血圧が140mmHgかつ、最低血圧が90mmHg」です。

生活習慣の改善による治療で血圧が下がらない場合に、初めて降圧剤は処方されます。
降圧剤はあくまでも二次的な治療法で、これだけで高血圧が治るわけではありません。
1つ目に挙げた健康的な生活習慣を送るよう努めることが、高血圧のなによりの治療法です。

降圧剤による治療について詳しく知りたい人は以下の記事を御覧ください。

血圧を下げるには(戻る)